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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記17

2025-08-01

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「アブラムの九十九歳の時、主はアブラムに現れて言われた、/『わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。わたしはあなたと契約を結び、/大いにあなたの子孫を増すであろう』。」(1,2節)子孫繁栄の約束を神はアブラムに伝えます。
「あなたの名は、もはやアブラムとは言われず、/あなたの名はアブラハムと呼ばれるであろう。わたしはあなたを多くの国民の/父とするからである。」(5節)
アブラハムはヘブライ語で多数の父という意味です。
「男子はみな割礼をうけなければならない。これはわたしとあなたがた及び後の子孫との間のわたしの契約であって、あなたがたの守るべきものである。あなたがたのうちの男子はみな代々、家に生れた者も、また異邦人から銀で買い取った、あなたの子孫でない者も、生れて八日目に割礼を受けなければならない。」(10,12節)
神は男子に割礼を施すことを命じます。契約の印として忘れないようにしたのでしょう。
「神はまたアブラハムに言われた、『あなたの妻サライは、もはや名をサライといわず、名をサラと言いなさい。わたしは彼女を祝福し、また彼女によって、あなたにひとりの男の子を授けよう。わたしは彼女を祝福し、彼女を国々の民の母としよう。彼女から、もろもろの民の王たちが出るであろう』。」(15,16節)
サラはヘブライ語で王女の意味です。サラから諸国の王が出ることを預言します。
「アブラハムはひれ伏して笑い、心の中で言った、『百歳の者にどうして子が生れよう。サラはまた九十歳にもなって、どうして産むことができようか』。」(17節)
アブラハムは99歳でサラは10歳下のようです。当時でも高齢出産はなかったのでしょう。
「神は言われた、『いや、あなたの妻サラはあなたに男の子を産むでしょう。名をイサクと名づけなさい。わたしは彼と契約を立てて、後の子孫のために永遠の契約としよう。」(19節)神はサラから生まれる男の子に命名します。
「アブラハムは神が自分に言われたように、この日その子イシマエルと、すべて家に生れた者およびすべて銀で買い取った者、すなわちアブラハムの家の人々のうち、すべての男子を連れてきて、前の皮に割礼を施した。」(23節)
族長であるアブラハムは家の人々すべての男子に割礼を施したのです。
「その子イシマエルが前の皮に割礼を受けた時は十三歳であった。この日アブラハムとその子イシマエルは割礼を受けた。」(25,26節)
自分の子であるイシマエルにもアブラハム自身も割礼を受けます。
アブラハムは99歳で妻のサラは90歳です。サラが子供を産むなど当時でも考えられないことだったでしょう。それでアブラハムは冗談のように感じて心の中で笑ったようです。そして神は、その様子を見て子供の名前をイサクとします。イサクはヘブライ語で彼は笑うという意味です。そしてアブラハムは常に神に忠実に行動しました。