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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記20

2025-08-06

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「アブラハムはそこからネゲブの地に移って、カデシとシュルの間に住んだ。彼がゲラルにとどまっていた時、アブラハムは妻サラのことを、「これはわたしの妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、人をつかわしてサラを召し入れた。」(1,2節)
アブラハムは妻のサラを自分の妹と言ったので、ゲラルの王はサラを召し入れます。
「ところが神は夜の夢にアビメレクに臨んで言われた、『あなたは召し入れたあの女のゆえに死なねばならない。彼女は夫のある身である』。」(3節)
ゲラルの王に神は夢で言われます。サラは夫がいるので、アビメレクは死ぬと言うのです。
「『主よ、あなたは正しい民でも殺されるのですか。彼はわたしに、これはわたしの妹ですと言ったではありませんか。また彼女も自分で、彼はわたしの兄ですと言いました。わたしは心も清く、手もいさぎよく、このことをしました』。」(4,5節)
アビメレクは自分の潔白をヤハウェ神に答えます。
「『いま彼の妻を返しなさい。彼は預言者ですから、あなたのために祈って、命を保たせるでしょう。もし返さないなら、あなたも身内の者もみな必ず死ぬと知らなければなりません』。」(6,7節)
アブラハムは預言者でもありました。妻を彼の元に返せば、アビメレクの命は助かります。
「そしてアビメレクはアブラハムを召して言った、『あなたはわれわれに何をするのですか。あなたに対してわたしがどんな罪を犯したために、あなたはわたしとわたしの国とに、大きな罪を負わせるのですか。あなたはしてはならぬことをわたしにしたのです』。」(9節)
アビメレクはアブラハムを問い詰めます。
「アブラハムは言った、『この所には神を恐れるということが、まったくないので、わたしの妻のゆえに人々がわたしを殺すと思ったからです。また彼女はほんとうにわたしの妹なのです。わたしの父の娘ですが、母の娘ではありません。そして、わたしの妻になったのです。」(11,12節)
アブラハムはエジプトでも殺されないために、妻のサラを自分の妹と言いましたが、それは事実でした。(創世記12章)アブラハムとサラは異母兄弟でした。
「またサラに言った、『わたしはあなたの兄に銀千シケルを与えました。これはあなたの身に起ったすべての事について、あなたに償いをするものです。こうしてすべての人にあなたは正しいと認められます』。」(16節)
アビメレクはアブラハムに銀1000シケルを与えます。銀10Kg程を与えたようです。
「そこでアブラハムは神に祈った。神はアビメレクとその妻および、はしためたちをいやされたので、彼らは子を産むようになった。これは主がさきにアブラハムの妻サラのゆえに、アビメレクの家のすべての者の胎を、かたく閉ざされたからである。」(17,18節)
アブラハムは神に祈り、アビメレクの家の者は命を得ることができました。