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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記21

2025-08-07

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「サラはみごもり、神がアブラハムに告げられた時になって、年老いたアブラハムに男の子を産んだ。アブラハムは生れた子、サラが産んだ男の子の名をイサクと名づけた。」(1,2節)神は約束を違えません。アブラハムは神から告げられたとおりに命名します。
「アブラハムは神が命じられたように八日目にその子イサクに割礼を施した。」(4節)
アブラハムは神が命じられたとおりに、8日目に子に割礼を施します。
「そしてサラは言った、『神はわたしを笑わせてくださった。聞く者は皆わたしのことで笑うでしょう』。」(6節)
サラは約束の子供を産むことができて喜んだことでしょう。他の者も喜んだのでしょう。
「サラはエジプトの女ハガルのアブラハムに産んだ子が、自分の子イサクと遊ぶのを見て、アブラハムに言った、『このはしためとその子を追い出してください。このはしための子はわたしの子イサクと共に、世継となるべき者ではありません』。」(9,10節)
ハガルの子イシマエルはサラの子イサクをからかったようです。サラは世継の子を守りたかったのでしょう。兄が弟をいじめるのはよくあることです。
「神はアブラハムに言われた、『あのわらべのため、またあなたのはしためのために心配することはない。サラがあなたに言うことはすべて聞きいれなさい。イサクに生れる者が、あなたの子孫と唱えられるからです。しかし、はしための子もあなたの子ですから、これをも、一つの国民とします』。」(12,13節)
アブラハムにとってイシマエルも自分の子です。神が仲介してサラの意見を通すのです。
その後、イシマエルは「神はわらべと共にいまし、わらべは成長した。彼は荒野に住んで弓を射る者となった。」(20節)ようです。
「そのころアビメレクとその軍勢の長ピコルはアブラハムに言った、『あなたが何事をなさっても、神はあなたと共におられる。それゆえ、今ここでわたしをも、わたしの子をも、孫をも欺かないと、神をさしてわたしに誓ってください。わたしがあなたに親切にしたように、あなたもわたしと、このあなたの寄留の地とに、しなければなりません』。」(22,23節)アビメレクと軍隊の長ピコルはアブラハムに誓いを求めます。アブラハムは誓うことを宣言します。「アブラハムは言った、『わたしは誓います』。」(24節)
その後「アブラハムはアビメレクの家来たちが、水の井戸を奪い取ったことについてアビメルクを責めた。」(25節)ようです。砂漠地帯での水は貴重で争いの元です。
そして「アブラハムは言った、『あなたはわたしの手からこれらの雌の小羊七頭を受け取って、わたしがこの井戸を掘ったことの証拠としてください』。」(30節)と言います。
「これによってその所をベエルシバと名づけた。彼らがふたりそこで誓いをしたからである。」(31節)ベエルシバとは7つの井戸という意味です。現在でもベエルシバはイスラエル南部の都市としてあります。4000年程前の地名が残っていることは歴史の事実です。