主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 創世記31

2025-08-22

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「さてヤコブはラバンの子らが、『ヤコブはわれわれの父の物をことごとく奪い、父の物によってあのすべての富を獲たのだ』と言っているのを聞いた。」(1節)
ラバンの息子たちはヤコブを妬んで、ラバンの富を奪ったとうわさしたようです。
「主はヤコブに言われた、『あなたの先祖の国へ帰り、親族のもとに行きなさい。わたしはあなたと共にいるであろう』。」(3節)
ヤハウェ神はヤコブに故郷に帰るようにと命じます。そのことをラケルとレアに伝えます。
「ラケルとレアは答えて言った、『わたしたちの父の家に、なおわたしたちの受くべき分、また嗣業がありましょうか。~神がわたしたちの父から取りあげられた富は、みなわたしたちとわたしたちの子どものものです。だから何事でも神があなたにお告げになった事をしてください』。」(14~16節)
ラケルとレアは、自分たちの富は神がそのようにしたことを理解していました。
「こうして彼はすべての持ち物を携えて逃げ、立って川を渡り、ギレアデの山地へ向かった。三日目になって、ヤコブの逃げ去ったことが、ラバンに聞えたので、彼は一族を率いて、七日の間そのあとを追い、ギレアデの山地で追いついた。」(21~23節)
ヤコブたちはラバンの下から逃げ出します。気づいたラバンは追いかけます。
「わたしはあなたがたに害を加える力をもっているが、あなたがたの父の神が昨夜わたしに告げて、『おまえは心して、ヤコブによしあしを言うな』と言われました。」(29節)
ラバンは神から夢で言われたことをヤコブに伝えます。
「ヤコブはラバンに答えた、『たぶんあなたが娘たちをわたしから奪いとるだろうと思ってわたしは恐れたからです。」(31節)ヤコブは逃げた理由を話します。
「わたしはこの二十年、あなたと一緒にいましたが、その間あなたの雌羊も雌やぎも子を産みそこねたことはなく、またわたしはあなたの群れの雄羊を食べたこともありませんでした。~わたしはあなたのふたりの娘のために十四年、またあなたの群れのために六年、あなたに仕えましたが、あなたは十度もわたしの報酬を変えられました。」(38~41節)
ヤコブは20年間の事実と、ラバンがヤコブの報酬を10度も変えたと主張します。
「さあ、それではわたしとあなたと契約を結んで、これをわたしとあなたとの間の証拠としましょう』。」(44節)
ラバンはヤコブと契約することを申し出ます。
「どうかこの石塚があかしとなり、この柱があかしとなるように。どうかアブラハムの神、ナホルの神、彼らの父の神がわれわれの間をさばかれるように』。ヤコブは父イサクのかしこむ者によって誓った。」(52,53節)ヤコブは石塚を証として神に誓います。
「あくる朝ラバンは早く起き、孫と娘たちに口づけして彼らを祝福し、去って家に帰った。」(55節)ヤコブとラバンは和解しました。神が和解を導かれたのです。