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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記35

2025-08-27

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「ときに神はヤコブに言われた、『あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたがさきに兄エサウの顔を避けてのがれる時、あなたに現れた神に祭壇を造りなさい』。」(1節)
神はヤコブにベテルに祭壇を造るように命じます。
「ヤコブは、その家族および共にいるすべての者に言った、『あなたがたのうちにある異なる神々を捨て、身を清めて着物を着替えなさい。われわれは立ってベテルに上り、その所でわたしの苦難の日にわたしにこたえ、かつわたしの行く道で共におられた神に祭壇を造ろう』。」(2,3節)
異なる神々とは偶像のことでしょう。かつてラケルもテラピム像を隠していました。(創31:34)
「そこで彼らは持っている異なる神々と、耳につけている耳輪をことごとくヤコブに与えたので、ヤコブはこれをシケムのほとりにあるテレビンの木の下に埋めた。」(4節)
多分、耳輪にも偶像が刻まれていたのでしょう。
「こうしてヤコブは共にいたすべての人々と一緒にカナンの地にあるルズ、すなわちベテルにきた。」(6節)
ベテルは現在のベイティン遺跡と言われており、エルサレムの北方19Kmにあります。
「神はまた彼に言われた、/『わたしは全能の神である。あなたは生めよ、またふえよ。一つの国民、また多くの国民があなたから出て、/王たちがあなたの身から出るであろう。わたしはアブラハムとイサクとに与えた地を、/あなたに与えよう。またあなたの後の子孫にその地を与えよう』。」(11,12節)
神はヤコブに現れて、一つの国民と多くの国民が出て、王たちが出ることを預言します。
「こうして彼らはベテルを立ったが、エフラタに行き着くまでに、なお隔たりのある所でラケルは産気づき、その産は重かった。」(16節)
この時、ラケルは妊婦で、高齢でもあったのでしょう。
「彼女は死にのぞみ、魂の去ろうとする時、子の名をベノニと呼んだ。しかし、父はこれをベニヤミンと名づけた。ラケルは死んでエフラタ、すなわちベツレヘムの道に葬られた。」(18,19節)
「イスラエルがその地に住んでいた時、ルベンは父のそばめビルハのところへ行って、これと寝た。イスラエルはこれを聞いた。さてヤコブの子らは十二人であった。」(22節)
23節から26節にヤコブの息子たちの名前を列挙します。つまり「ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ヨセフ、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、ガド、アセル」です。
「イサクは年老い、日満ちて息絶え、死んで、その民に加えられた。その子エサウとヤコブとは、これを葬った。」(29節)エサウとヤコブは父イサクを葬ります。