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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記39

2025-09-04

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「さてヨセフは連れられてエジプトに下ったが、パロの役人で侍衛長であったエジプトびとポテパルは、彼をそこに連れ下ったイシマエルびとらの手から買い取った。」(1節)
ヨセフはエジプトの役人の侍衛長ポテパルに買い取られます。
「そこで、ヨセフは彼の前に恵みを得、そのそば近く仕えた。彼はヨセフに家をつかさどらせ、持ち物をみな彼の手にゆだねた。」(4節)
ヨセフは神の恵みもあって、ポテパルはヨセフに家の持ち物の管理を任せます。
「これらの事の後、主人の妻はヨセフに目をつけて言った、『わたしと寝なさい』。」(7節)
ポテパルの妻はヨセフと関係を持とうと迫ったようです。
「ヨセフは拒んで、主人の妻に言った、『御主人はわたしがいるので家の中の何をも顧みず、その持ち物をみなわたしの手にゆだねられました。~また御主人はあなたを除いては、何をもわたしに禁じられませんでした。あなたが御主人の妻であるからです。どうしてわたしはこの大きな悪をおこなって、神に罪を犯すことができましょう』。」(8,9節)
ヨセフはポテパルの妻と関係を持つことを、大きな悪と考えていました。
「彼女は~その家の者どもを呼び、彼らに告げて言った、「主人がわたしたちの所に連れてきたヘブルびとは、わたしたちに戯れます。彼はわたしと寝ようとして、わたしの所にはいったので、わたしは大声で叫びました。」(12~14節)彼女は腹いせに嘘をつきます。
「主人はその妻が『あなたのしもべは、わたしにこんな事をした』と告げる言葉を聞いて、激しく怒った。そしてヨセフの主人は彼を捕えて、王の囚人をつなぐ獄屋に投げ入れた。」(19,20節)
ポテパルは怒って、ヨセフを獄屋に投げ入れのです。ヨセフは無実の罪で囚人となってしまいました。
「主はヨセフと共におられて彼にいつくしみを垂れ、獄屋番の恵みをうけさせられた。」(21節)
獄屋に入れられても、ヤハウェ神はヨセフと共におられて慈しみ、獄屋番から恵みを受けるようにされました。
「獄屋番は獄屋におるすべての囚人をヨセフの手にゆだねたので、彼はそこでするすべての事をおこなった。」
ヨセフは獄屋でも立派な行動をしていたのでしょう。獄屋番が信頼して、囚人を管理することまで任せたようです。
「獄屋番は彼の手にゆだねた事はいっさい顧みなかった。主がヨセフと共におられたからである。主は彼のなす事を栄えさせられた。」(23節)
獄屋番はポテパルと同じように、ヨセフに全てを任せたようで、何もしませんでした。これも、ヤハウェ神がヨセフを獄屋でも守られたからでしょう。