主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 創世記47

2025-09-17

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「ヨセフは行って、パロに言った、『わたしの父と兄弟たち、その羊、牛およびすべての持ち物がカナンの地からきて、今ゴセンの地におります』。」(1節)
ヨセフはヤコブ一族がゴセンの地に来たことをパロに報告します。
「そしてその兄弟のうちの五人を連れて行って、パロに会わせた。~彼らはまたパロに言った、『この国に寄留しようとしてきました。カナンの地はききんが激しく、しもべらの群れのための牧草がないのです。どうかしもべらをゴセンの地に住ませてください』。」(2,4節)ヨセフの兄弟たちはパロにゴセンの地に住まわせて欲しいと願います。
「エジプトの地はあなたの前にある。地の最も良い所にあなたの父と兄弟たちとを住ませなさい。ゴセンの地に彼らを住ませなさい。もしあなたが彼らのうちに有能な者があるのを知っているなら、その者にわたしの家畜をつかさどらせなさい』。」(6節)
パロはヤコブ一族が地の最も良い所に住むように言います。
「ヤコブはパロに言った、『わたしの旅路のとしつきは、百三十年です。わたしのよわいの日はわずかで、ふしあわせで、わたしの先祖たちのよわいの日と旅路の日には及びません』。」(9節)この時、ヤコブは130歳でした。年齢を旅路に例え、先祖より少ないと言います。
「ヤコブはパロを祝福し、パロの前を去った。」(10節)
エジプト人はヤコブから見れば他民族ですが、パロを祝福します。
「さて、ききんが非常に激しかったので、全地に食物がなく、エジプトの国もカナンの国も、ききんのために衰えた。」(13節)飢饉は続いています。エジプトもカナンの地もです。
「それでヨセフは人々が買った穀物の代金としてエジプトの国とカナンの国にあった銀をみな集め、その銀をパロの家に納めた。」(14節)
ヨセフは穀物を売って、代金として銀をもらいます。
「ヨセフは言った、『あなたがたの家畜を出しなさい。銀が尽きたのなら、あなたがたの家畜と引き替えで食物をわたそう』。」(16節)
銀が尽きると、今度は家畜を代金として受け取ります。家畜も尽きると、今度は田畑を代金として受け取ります。
「そしてヨセフはエジプトの国境のこの端からかの端まで民を奴隷とした。」(21節)
「収穫の時は、その五分の一をパロに納め、五分の四を自分のものとして田畑の種とし、自分と家族の食糧とし、また子供の食糧としなさい』。」(24節)つまり20%の税金です。
「ヤコブはエジプトの国で十七年生きながらえた。ヤコブのよわいの日は百四十七年であった。」(28節)ついにヤコブは147歳で亡くなります。
「わたしが先祖たちと共に眠るときには、わたしをエジプトから運び出して先祖たちの墓に葬ってください』。ヨセフは言った、『あなたの言われたようにいたします』。」(30節)
ヤコブは先祖たちの地に葬られることをヨセフに託したのです。