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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記48

2025-09-18

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「これらの事の後に、『あなたの父は、いま病気です』とヨセフに告げる者があったので、彼はふたりの子、マナセとエフライムとを連れて行った。」(1節)
ヨセフは二人の息子とヤコブのもとに行きます。
「そしてヤコブはヨセフに言った、「先に全能の神が~言われた、『わたしはおまえに多くの子を得させ、おまえをふやし、おまえを多くの国民としよう。また、この地をおまえの後の子孫に与えて永久の所有とさせる』。」(3,4節)
ヤコブは全能の神の言葉をヨセフに伝えます。民が増え、カナンの地を与えるのです。
「エジプトの国で生れたあなたのふたりの子はいまわたしの子とします。すなわちエフライムとマナセとはルベンとシメオンと同じようにわたしの子とします。」(5節)
ヤコブはヨセフの二人の息子を自分の子とします。
「イスラエルの目は老齢のゆえに、かすんで見えなかったが、ヨセフが彼らを父の所に近寄らせたので、父は彼らに口づけし、彼らを抱いた。」(10節)
イスラエル=ヤコブは目が弱っていましたが、二人の息子を抱きます。
「イスラエルは右の手を伸べて弟エフライムの頭に置き、左の手をマナセの頭に置いた。マナセは長子であるが、ことさらそのように手を置いたのである。」(14節)
ヤコブは右手を弟の頭に置き、左手を兄の頭に置きます。右手は力を象徴します。
「そしてヨセフを祝福して言った、/『わが先祖アブラハムとイサクの仕えた神、/生れてからきょうまでわたしを養われた神、すべての災からわたしをあがなわれたみ使よ、/この子供たちを祝福してください。またわが名と先祖アブラハムとイサクの名とが、/彼らによって唱えられますように、/また彼らが地の上にふえひろがりますように』。」(15,16節)アブラハム、イサクの名を挙げて自分を養われた神、災いを贖った御使いに、子供たちの祝福を願います。祖父と父の名が唱えられ、子孫が繁栄することを願います。
「そしてヨセフは父に言った、『父よ、そうではありません。こちらが長子です。その頭に右の手を置いてください』。」(18節)
ヨセフは長子のマナセにヤコブが左手を置いたのが不満でした。
「父は拒んで言った、『わかっている。子よ、わたしにはわかっている。彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし弟は彼よりも大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろう』。」(19節)
ヤコブは弟が兄に勝って大いなる国民となることを預言します。
「イスラエルはまたヨセフに言った、『わたしはやがて死にます。しかし、神はあなたがたと共におられて、あなたがたを先祖の国に導き返されるであろう。なおわたしは一つの分を兄弟よりも多くあなたに与える。」(21,22節)
ヤコブはヨセフの二人の息子を子として、将来の12部族が定められました。