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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記50

2025-09-20

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。創世記の最後の章です。
「ヨセフは父の顔に伏して泣き、口づけした。」(1節)
父の死に立ち合い、ヨセフは泣いてヤコブの顔に口づけします。
「そしてヨセフは彼のしもべである医者たちに、父に薬を塗ることを命じたので、医者たちはイスラエルに薬を塗った。」(2節)
ヨセフは父の遺体を医者たちに命じて防腐処理をしたようです。
「このために四十日を費した。薬を塗るにはこれほどの日数を要するのである。エジプトびとは七十日の間、彼のために泣いた。」(3節)
エジプト人もヤコブと遺族のことを思って70日間泣いたようです。
「『わたしの父はわたしに誓わせて言いました「わたしはやがて死にます。カナンの地に、わたしが掘って置いた墓に葬ってください」。それで、どうかわたしを上って行かせ、父を葬らせてください。そうすれば、わたしはまた帰ってきます』」。」(5節)
ヨセフはパロにヤコブをカナンの地に葬ることを願い出ます。
「パロは言った、『あなたの父があなたに誓わせたように上って行って彼を葬りなさい』。」(6節)パロはヨセフの願いを聞き入れます。
「すなわちその子らは彼をカナンの地へ運んで行って、マクペラの畑のほら穴に葬った。このほら穴はマムレの東にあって、アブラハムがヘテびとエフロンから畑と共に買って、所有の墓地としたものである。」(13節)
ヨセフと兄弟たちはヤコブをカナンの地のマクペラの洞穴に葬ります。その後、ヨセフの兄弟たちはヨセフが自分たちに復讐するのではないかと恐れます。
「あなたがたはわたしに対して悪をたくらんだが、神はそれを良きに変らせて、今日のように多くの民の命を救おうと計らわれました。それゆえ恐れることはいりません。わたしはあなたがたとあなたがたの子供たちを養いましょう』。彼は彼らを慰めて、親切に語った。」(20,21節)ヨセフは冷静にこれまでの起きた事柄が神の導きであると言います。ヨセフがエジプトに売られて、後にエジプトの司にならなかったら、エジプトもカナンの地でも飢饉で多くの人が亡くなったことでしょう。そので、ヨセフは兄弟たちに恨みは持っていません。兄弟たちの子孫まで養うと言うのです。
「このようにしてヨセフは父の家族と共にエジプトに住んだ。そしてヨセフは百十年生きながらえた。ヨセフはエフライムの三代の子孫を見た。マナセの子マキルの子らも生れてヨセフのひざの上に置かれた。」(22,23節)
ヨセフは110歳まで生きました。ひ孫まで見ることができました。
「ヨセフは、『神は必ずあなたがたを顧みられる。その時、あなたがたはわたしの骨をここから携え上りなさい』と言ってイスラエルの子らに誓わせた。~彼らはこれに薬を塗り、棺に納めて、エジプトに置いた。」(25,26節)ヨセフはミイラ処理をされたようです。