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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 イザヤ1

2025-09-29

イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「アモツの子イザヤがユダの王ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの世にユダとエルサレムについて見た幻。」(1節)
イザヤはユダの王のウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代に幻を見ます。
「天よ、聞け、地よ、耳を傾けよ、主が次のように語られたから、『わたしは子を養い育てた、しかし彼らはわたしにそむいた。牛はその飼主を知り、ろばはその主人のまぐさおけを知る。しかしイスラエルは知らず、わが民は悟らない』。」(2,3節)
牛もろばも主人を見分けるのに、イスラエルの民は主である神を認めません。
「あなたがたの国は荒れすたれ、町々は火で焼かれ、田畑のものはあなたがたの前で外国人に食われ、滅ぼされたソドムのように荒れすたれた。シオンの娘はぶどう畑の仮小屋のように、きゅうり畑の番小屋のように、包囲された町のように、ただひとり残った。」(7,8節)
すでにイスラエルの民は北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂していました。周辺国から攻められて、荒れ廃れていて、エルサレムも仮小屋か番小屋のようでした。
「あなたがたは身を洗って、清くなり、わたしの目の前からあなたがたの悪い行いを除き、悪を行うことをやめ、善を行うことをならい、公平を求め、しえたげる者を戒め、みなしごを正しく守り、寡婦の訴えを弁護せよ。」(16,17節)
イスラエルの民に善を行い、公平であり、虐げる者を戒め、孤児を守り、寡婦を弁護することを求めます。つまり、そうしたことが行われていなかったのでしょう。
「主は言われる、さあ、われわれは互に論じよう。たといあなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなるのだ。紅のように赤くても、羊の毛のようになるのだ。しかし、あなたがたが拒みそむくならば、つるぎで滅ぼされる』。これは主がその口で語られたことである。」(18,20節)
神から見て罪があっても、悔い改めて、善行をするなら罪を消してくれるのです。しかし、その神の言葉を拒んで背くなら、戦で滅ぼされるのです。
「かつては忠信であった町、どうして遊女となったのか。昔は公平で満ち、正義がそのうちにやどっていたのに、今は人を殺す者ばかりとなってしまった。」(21節)
エルサレムは異教の教えを取り入れてしまい、それは遊女のようだったのでしょう。
「シオンは公平をもってあがなわれ、そのうちの悔い改める者は、正義をもってあがなわれる。」(27節)
エルサレム=シオンは悔い改めるならば、神が正義とみなしてくれるのです。
「しかし、そむく者と罪びととは共に滅ぼされ、主を捨てる者は滅びうせる。」(28節)
実際にイスラエル王国はアッシリアに滅ぼされ、ユダ王国はバビロニアに滅ぼされました。
神の預言は100%成就します。神は偽ることができないのです。