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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 イザヤ2

2025-09-30

イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「終りの日に次のことが起る。主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち、もろもろの峰よりも高くそびえ、すべて国はこれに流れてき、多くの民は来て言う、『さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう』と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。」(2,3節)
いきなり終わりの日の預言をします。エルサレムは山の頂上にありました。霊的な意味で高められ、すべての国民がエルサレムを目指し、ヤハウェ神の言葉を教わるようです。
「彼はもろもろの国のあいだにさばきを行い、多くの民のために仲裁に立たれる。こうして彼らはそのつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかって、つるぎをあげず、彼らはもはや戦いのことを学ばない。」(4節)
彼はイエス・キリストのことでしょう。国々の間を裁き、民の仲裁を行います。そして戦争の武器を農機具に変えます。戦争がなくなるのです。この聖句は有名で国連の壁に像と共に掲載されています。
「また彼らの国には偶像が満ち、彼らはその手のわざを拝み、その指で作ったものを拝む。こうして人はかがめられ、人々は低くされる。どうか彼らをおゆるしにならぬように。」(9節)
国々には偶像が溢れていて、人間が作った偶像を拝みますが、それは神が嫌うものです。
「その日には目をあげて高ぶる者は低くせられ、おごる人はかがめられ、主のみ高くあげられる。」(11節)
終わりの日には、高慢な者や傲慢な者は低められ、ヤハウェ神だけが高められるのです。
「こうして偶像はことごとく滅びうせる。」(18節)
色々な宗教があり、多くの宗教で偶像が作られています。すでにモーセの十戒で偶像を作るなと戒められていました。当時の中東地域では多くの偶像が作られていたようです。神殿には多くの神々の像がありました。すべて人間が作ったものです。偶像には何の力もありません。現代でも仏像とかアイドルとかAIとか核兵器とか、多くのものが偶像として崇拝されているようです。しかし、真の神は視覚化できるものではありません。終わりの日には偶像はすべて滅びるのです。
「あなたがたは鼻から息の出入りする人に、たよることをやめよ、このような者はなんの価値があろうか。」(22節)
生きている人間であっても、過ちや失敗を犯します。そのような人間に頼りすぎるのを警告しています。国々の長である人も完璧な人はいません。誰しもが不完全です。神様に比べれば何の価値もないに等しいのです。偶像や人により頼むのではなく。神に頼ることです。神様は完全で過ちは皆無です。最善の生き方を教えてくださるのです。