イザヤ8
2025-10-09

イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「主はわたしに言われた、「一枚の大きな札を取って、その上に普通の文字で、『マヘル・シャラル・ハシ・バズ』と書きなさい」。」(1節)謎の言葉を書きます。
「わたしが預言者の妻に近づくと、彼女はみごもって男の子を産んだ。その時、主はわたしに言われた、『その名をマヘル・シャラル・ハシ・バズと呼びなさい。」(3節)
謎の言葉は男の子の名前でした。
「それはこの子がまだ『おとうさん、おかあさん』と呼ぶことを知らないうちに、ダマスコの富と、サマリヤのぶんどり品とが、アッスリヤ王の前に奪い去られるからである」。(
4節)男の子が小さいうちにダマスコとサマリアの富がアッシリアに奪われます。
「主は強いみ手をもって、わたしを捕え、わたしに語り、この民の道に歩まないように、さとして言われた、」(11節)ユダの民と行動を共にしないようにヤハウェ神は言います。
「『この民がすべて陰謀ととなえるものを陰謀ととなえてはならない。彼らの恐れるものを恐れてはならない。またおののいてはならない。あなたがたは、ただ万軍の主を聖として、彼をかしこみ、彼を恐れなければならない。」(12,13節)
民が考える陰謀とか、アッシリアの脅威を恐れるのではなく、ヤハウェ神を畏れるようにと言います。
「主はいま、ヤコブの家に、み顔をかくしておられるとはいえ、わたしはその主を待ち、主を望みまつる。」(17節)
ヤハウェ神はヤコブの子孫から御顔を隠しておられますが、イザヤは希望を神に託しています。
「人々があなたがたにむかって『さえずるように、ささやくように語る巫子および魔術者に求めよ』という時、民は自分たちの神に求むべきではないか。生ける者のために死んだ者に求めるであろうか。」(19節)
現代でもそうですが、巫女とか魔術師は死んだ者の霊を呼ぶとか言って、何やら呪文を唱えたりしていますが、神様は死んだ者に救いを求めるな、と言っています。
「ただ教とあかしとに求めよ。まことに彼らはこの言葉によって語るが、そこには夜明けがない。」(20節)
ヤハウェ神の教えとその証拠を求めるように言います。人々は色々な教えとか哲学とか魔術とか、様々な言葉を語りかけますが、神からのものか、そうでないかは証拠を示すこと
で明らかになるでしょう。
イエス・キリストは山上の垂訓で「良い木は皆、立派な実をならせ、腐った木は皆、悪い実をならせます。」(マタイ伝7:17)と言っています。
当時の人々の様々な活動でその結果を見れば、良いのか悪いのかが判断できると言うのです。真の神から出たもの以外は、悪い結果を生むだけです。