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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 イザヤ10

2025-10-11

イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「わざわいなるかな、不義の判決を下す者、暴虐の宣告を書きしるす者。彼らは乏しい者の訴えを引き受けず、わが民のうちの貧しい者の権利をはぎ、寡婦の資産を奪い、みなしごのものをかすめる。」(1,2節)
イザヤはユダ王国で行われている不義をあげて、災いとなると言います。
「ああ、アッスリヤはわが怒りのつえ、わが憤りのむちだ。」(5節)
神はアッシリアを用いて、神の怒りをユダ王国に鉄槌をくだすのです。
「わが手は偶像に仕える国々に伸びた。その彫った像はエルサレムおよび/サマリヤのものにまさっていた。」(10節)
しかし、そのアッシリアも傲慢な態度をとるようになります。
「おのは、それを用いて切る者にむかって、自分を誇ることができようか。のこぎりは、それを動かす者にむかって、みずから高ぶることができようか。これはあたかも、むちが自分をあげる者を動かし、つえが木でない者をあげようとするのに等しい。」(15節)
アッシリアはヤハウェ神から用いられる、斧、鋸、鞭、こん棒でしかありません。神が道具としてアッシリアを使うだけです。
「それゆえ、主、万軍の主は、その肥えた勇士の中に病気を送って衰えさせ、その栄光の下に火の燃えるような炎を燃やされる。」(16節)
このことは歴代第二19:35に「ヤハウェの天使が出ていき,アッシリア人の陣営で18万5000人を討った。」あるように成就します。
「その日にはイスラエルの残りの者と、ヤコブの家の生き残った者とは、もはや自分たちを撃った者にたよらず、真心をもってイスラエルの聖者、主にたより、残りの者、すなわちヤコブの残りの者は大能の神に帰る。」(20,21節)
イスラエルの民に生き残る者がいて、神様に頼るようにして神の教えに戻るのです。
「主、万軍の主は定められた滅びを全地に行われる。」(23節)
今回はイスラエルの民に限定していましたが、将来全地に裁きを行うのでしょう。
「その日には、彼の重荷はあなたの肩からおり、彼のくびきはあなたの首から離れる』」(27節)
攻めてくる敵国に対して、神は神に頼る者を守ります。残りの者は重荷やくびきがとかれるように感じることでしょう。
「見よ、主、万軍の主は、恐ろしい力をもって枝を切りおろされる。たけの高いものも切り落され、そびえ立つものは低くされる。主はおのをもって茂りあう林を切られる。みごとな木の茂るレバノンも倒される。」(33,34節)
ヤハウェ神は万軍をお持ちです。尊大な者、傲慢な者、高慢な者は切り落されるのです。
神のご意思に敵対する者は倒されるのです。