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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 イザヤ11

2025-10-13

イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「エッサイの株から一つの芽が出、その根から一つの若枝が生えて実を結び、その上に主の霊がとどまる。これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である。」(1,2節)
これはイエス・キリストに当てはまります。「イエスは活動を開始した時、およそ30歳で、人々の意見では、ヨセフの子であった。ヨセフの父はヘリで、さかのぼると、~エッサイ、」とルカ伝3:23~32にあるのです。
「彼は主を恐れることを楽しみとし、その目の見るところによって、さばきをなさず、その耳の聞くところによって、定めをなさず、正義をもって貧しい者をさばき、公平をもって国のうちの/柔和な者のために定めをなし、その口のむちをもって国を撃ち、そのくちびるの息をもって悪しき者を殺す。」(3,4節)
イエスはヤハウェ神を畏れ、正義をもって人々を裁きました。将来的にイエスは国々に向かって不義の国を倒し、邪悪な者を殺すのでしょう。
「おおかみは小羊と共にやどり、ひょうは子やぎと共に伏し、子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、小さいわらべに導かれ、雌牛と熊とは食い物を共にし、牛の子と熊の子と共に伏し、ししは牛のようにわらを食い、乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。」(6~8節)
これは回復した楽園での生活でしょう。狼や豹やライオンや毒蛇と平穏に暮らせるのです。
「彼らはわが聖なる山のどこにおいても、そこなうことなく、やぶることがない。水が海をおおっているように、主を知る知識が地に満ちるからである。」(9節)
野獣たちは清められた土地で害悪を犯すことがありません。ヤハウェ神の知識が全地を覆うからです。これらは霊的な意味かもしれません。つまり野獣のような性格の人が、神の知識によって性格が一変するのでしょう。
「エフライムのねたみはうせ、ユダを悩ます者は断たれ、エフライムはユダをねたまず、ユダはエフライムを悩ますことはない。」(13節)
エフライム族とユダ族が和解するのです。
「しかし彼らは西の方ペリシテびとの肩に/襲いかかり、相共に東の民をかすめ、その手をエドムおよびモアブに伸べ、アンモンの人々をおのれに従わせる。」(14節)
現在のイスラエルはパレスチナ地方(ぺリシテ)に領土拡大を図っています。エドム、モアブとアンモンはエルサレムの南東にありました。
「その民の残れる者のために/アッスリヤからの大路があり、昔イスラエルがエジプトの国から/上ってきた時にあったようになる。」(15節)
残りの者が、モーセがかつてエジプトから帰還したように、アッシリアからも帰還するようです。