主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 イザヤ12

2025-10-14

イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「その日あなたは言う、『主よ、わたしはあなたに感謝します。あなたは、さきにわたしにむかって怒られたが、その怒りはやんで、わたしを慰められたからです。」(1節)
イスラエルの民は、ヤハウェ神に背いて神の怒りを受けました。その後、神はイスラエルの残りの者に救いを与えます。
「見よ、神はわが救である。わたしは信頼して恐れることはない。主なる神はわが力、わが歌であり、わが救となられたからである』。」(2節)
救いの神は、力を与え、賛美歌を奏で、信頼に足る方です。敵を恐れることもないのです。
「あなたがたは喜びをもって、救の井戸から水をくむ。」(3節)
井戸に水がないと生きていけません。水があることが喜びなのです。
「その日、あなたがたは言う、「主に感謝せよ。そのみ名を呼べ。そのみわざをもろもろの民の中につたえよ。そのみ名のあがむべきことを語りつげよ。」(4節)
神の御名はヤハウェです。叫ぶようにして、神への感謝の言葉を人々に告げます。
「主をほめうたえ。主はそのみわざを、みごとになし遂げられたから。これを全地に宣べ伝えよ。シオンに住む者よ、声をあげて、喜びうたえ。イスラエルの聖者はあなたがたのうちで/大いなる者だから』。」(5,6節)
神の御業は完璧です。イスラエルの民は、そのことを全地に伝える務めがあるのです。
ヤハウェ神は、まずイスラエル国民を救うことを考えていました。それでも事実は、神の言葉を身近に知っていても、人間は弱いものです。他国からの異教の教えや軍事力になびいてしまうようです。どんなに権威のある人であっても、神に敵うはずがないのです。
現代でも、多くの哲学や軍備を誇る国や人々がいます。魔術師とかの霊力を見せつける人々や偽のキリストとか、科学だけを信じる人々、真理はないと言う人々、偽善者、不法な輩、拝金主義者、そのような人々の中に居れば、自分もそのような思想に染まってしまうでしょう。
真の神を知ったのなら、そのことを人々に告げることが大切です。その行動を神は喜ばれるはずです。
イザヤ書52:7に「よきおとずれを伝え、平和を告げ、よきおとずれを伝え、救を告げ、シオンにむかって『あなたの神は王となられた』と/言う者の足は山の上にあって、なんと麗しいことだろう。」とあります。平和の良い便りは、イエス・キリストも行いました。エルサレムでも神殿でも地方の集会所でも山や湖でも行いました。福音と言われていますが、そのことを行ったイエスは将来、王として地上を支配してくださいます。
「イエスは全員を治した。   しかし、自分のことを誰にも話さないようにと厳重に命じた。   預言者イザヤを通して次のように語られたことが実現するためである。」(マタイ12:15~17)に成就しているのです。