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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 イザヤ22

2025-11-25
イザヤは旧約聖書の預言者の一人です。新約聖書につながる預言もしています。
「幻の谷についての託宣。あなたがたはなぜ、みな屋根にのぼったのか。」(1節)
これは、イスラエルへの預言のようです。
「叫び声で満ちている者、騒がしい都、喜びに酔っている町よ。あなたのうちの殺された者は/つるぎで殺されたのではなく、また戦いに倒れたのでもない。」(2節)
エルサレムは饗宴をしているようです。
「あなたのつかさたちは皆共にのがれて行ったが、弓を捨てて捕えられた。彼らは遠く逃げて行ったが、あなたのうちの見つかった者はみな捕えられた。」(3節)
指導者たちは逃げますが、皆捕らわれてしまいます。
「それゆえ、わたしは言った、『わたしを顧みてくれるな、わたしはいたく泣き悲しむ。わが民の娘の滅びのために、わたしを慰めようと努めてはならない』。」(4節)
イザヤは非常に嘆き悲しみますが、慰めはいらないと言います。
「万軍の神、主は幻の谷に/騒ぎと、踏みにじりと、混乱の日をこさせられる。城壁はくずれ落ち、叫び声は山に聞える。」(5節)
ヤハウェ神は、エルサレムの城壁が崩れ、叫び声が聞こえるようにされます。
「その日、万軍の神、主は/泣き悲しみ、頭をかぶろにし、荒布をまとうことを命じられたが、見よ、あなたがたは喜び楽しみ、牛をほふり、羊を殺し、肉を食い、酒を飲んで言う、『われわれは食い、かつ飲もう、明日は死ぬのだから』。」(12,13節)
エルサレムが滅びる日に、人々は美食や美酒におぼれて、「どうせ死ぬのだ」と言います。
「万軍の主はみずからわたしの耳に示された、『まことに、この不義はあなたがたが死ぬまで、ゆるされることはない』と/万軍の神、主は言われる。」(14節)
神から見て、人々は不義を犯していました。そのような人々は許されないのです。
「万軍の神、主はこう言われる、『さあ、王の家をつかさどるこの執事セブナに行って言いなさい、~強い人よ、見よ、主はあなたを激しくなげ倒される。主はあなたを堅くつかまえ、ぐるぐるまわして、まりのように広々した地に投げられる。主人の家の恥となる者よ、あなたはそこで死に、あなたの華麗な車はそこに残る。」(15,17,18節)
執事であるセブナは神から投げ倒されて死ぬのです。
「その日、わたしは、わがしもべヒルキヤの子エリアキムを呼んで、あなたの衣を着せ、あなたの帯をしめさせ、あなたの権力を彼の手にゆだねる。彼はエルサレムの民とユダの家との父となる。」(20,21節)
セブナは失脚して、代わりにエリアキムをユダの家の父として立てます。
「わたしは彼を堅い所に打ったくぎのようにする。そして彼はその父の家の誉の座となり、その父の家のすべての重さは彼の上にかかる。」(23,24節)
エリアキムはユダの管理者として重い責任を担うのです。(列王第二18章)