六封四閉

はい！

六法紙幣

えっとですね。養芯会では　六　封じる　削除　四　閉じる　削除

と打っていくのがめんどくさいので、簡易伝達の時は六法紙幣としています。

老架一套で何度も何度も重複して出てきます。
と言う事は、凄く重要であり、鍛えるべきで、且つ、使えると言う事。

ついでに言うと、老架一套で始め方である程、重要で鍛えるべきである、と言う事です。

https://youtu.be/8celexerW9U

始めたばかりの人の目標動作です。シンプル！

この映像での動作は凄くシンプルで、トレース力のある人なら楽勝真似できると思います。ちなみに、陳家溝で達人と言われる人達も全く同じ手順の動作です。動いている要素が段階によって違うと言う事です。

始めたばかりの人と、半年たった人とでは全く動きのいめーーじが違うと言う事。



先ず、各派に伝わった時等で　如封似閉　やら　包虎帰山とかなっていますが、発音由来で文字おこしをした結果です。

包虎～は後の方に包頭推山と言う動作があって、六法紙幣にちょっと動作が見た目似ているので、カッコよく名前を当てたのだと思います。

ちなみに、この様なカッコよく名前を変えたパターンは陳家の中にもあって、雲手は運手　閃通背は三通背でした。




他にもあるけど割愛。


六封四閉　言葉の意味は　相手を八方塞にする。絶対に逃がさない。

今回の六法紙幣の説明をするにあたって、ネットで愛好家さん達の御意見をツラツラ見ていたのですが、皆さん、解釈を沢山されていますね。ただ、陳氏太極拳は陳氏太極拳独自の身体の使い方があって、何らかの技を繰り出す練習をしているわけではないのです。

勿論、様々な意味を含んでいますが、動きの途上で左右に対しての各種打撃、立ち関節、投げ、等等が沢山含まれていますが、段階によって発露する技は当然違うわけで。

更に身体を鍛える為に体術を磨いているので、技を意識して練習してても上達するのはその技に限る事になります。



じゃあ、技を見せろ！発表しろ！と言われても、それはしたくないのです。だって、段階によって出てくるものは違うし、一生懸命練習して身につけて来た技術を「このようにする」と無制限に発表するのは無理。

更に、それぞれに技として教えている先生達は、その技術を教える為に、その授業の過程で身体の使い方も教えているはずです。そこに私の練習体系を重ねても毒にしかなりませんから。


あと、陳氏太極拳にはつなぎ技は無いです。白鶴亮翅にしても、この六法紙幣にしても。

どんなことをしているか、意識して練習すると励みになりますが、本来はそれにとらわれてはいけないのだ！