アセスメント9
2025-04-18



今回は対象者を知るための道具を紹介したいと思います。
誰でも個性を持っていて一人ひとり違うことは確かなのですが、おおざっぱに性格分けをしておくと何かと便利です。
1, ライオン型
2, 亀型
3, 狼型
4, うさぎ型
この4つに分類できるというものです。
ライオンは百獣の王ということで指導者のような性格です。一番を目指して頑張る人です。それなりに能力もあるので、どうしても自分のようにできない人を見ると見下す傾向があります。
亀はゆっくりした動きしかできませんが、じっくり物事に取り組みます。地道に努力を続けることができます。しっかりしていて仕事を任せれば間違いなくこなしてくれます。でも自分の殻に隠れてしまうこともあります。
狼は一匹狼のように一人で独自の世界を作り出します。孤独に耐えることもできます。何でもそつなくこなしますが、他人を受け入れることが難しいので我が道を行くので嫌われることもあるでしょう。
うさぎはぴょんぴょん跳ねてすばしっこいように、色々なことに関心があります。突飛なこともしますが可愛いがられます。表面では人気があって楽しそうですが、ストレスには弱いところがあります。
さて、自分はどの型になるでしょうか?そして対象者はどの型になるでしょうか?相手を知るには自分自身を知っていないと正しい判断ができなくなります。自分も個性があるように相手にも個性があります。好きな人や嫌いな人は誰でも感じることがあります。それは個性が受け入れ易いかそうでないかによるのです。完全に公平に人物評価をすることはとても難しいことです。
そしてこれからですが、ライオンは亀を好ましく感じ、亀は狼をあこがれ、狼はうさぎを好きになり、うさぎはライオンをあこがれるようです。反対にライオンはうさぎを軽く見て、亀はライオンを嫌がり、狼は亀を見下し、うさぎは狼を嫌がるのです。
どうでしょう、皆様の個性もおおざっぱに分類してその傾向がありませんか?こうして対象者を観察すると、この人は亀型かな、この人はうさぎ型かなと分けることができるかもしれません。そうすると人の好き嫌いが何故起きているのか、どうして自分はケアマネジャーとして対象者と合わないのかが理解できると思います。誰でも個性がありますから、好き嫌いはあるのです。その傾向を知っていれば、あまり感情的にならずに冷静に仕事ができるかもしれません。使ってみて損のない道具だと思います。
*うさぎの写真は3枚までしか掲載できずにすみません。