ケアプラン13
2025-08-06

ここで、ケアプランの第2表をまとめましょう。
第1表につながる表ですから、本人・家族の意向について検討した結果のリアルニーズが最初にあると思います。
ニーズは解決すべき課題として挙げられているはずです。解決できるものであるということは、ニーズには要望ではなく、課題があることを文章化することです。
その課題を解決するために、長期目標と短期目標があるのです。
長期目標として1年以上の期間があっても良いと思います。短期目標は6か月程度かもしれません。長くても1年以内に収めるほうがよいでしょう。
高齢者であれば、1年先は見通せないことが多いからです。予防のプランだとしても1年後にこのようになるのを目標にしましょう、といえば納得してもらえるかもしれません。
施設のケアプランであっても、考え方は同様です。短期に達成できる目標はその人らしさが発揮できる場を提供することかもしれません。
サービス内容は、それぞれの専門性が発揮できる内容にしましょう。ヘルパーだったり、看護師だったり、通所サービスだったりするかもしれませんが、対象者に適合したサービスであれば問題は起きないと思います。それでも、お互いに人間同士ですから、性格的に合う合わないがあるかもしれません。その場合はモニタリングをする過程で改善するようにすれば良いのです。
サービス種別は介護保険制度だけとは限りません。本人のセルフケアがあったり、家族の援助があるかもしれません。
事業者の選定は、本人も家族も上手く適合すれば良いのですが、これも対象者とサービス提供者のマッチング次第です。この事業者が良いとケアマネジャーが判断してもミスマッチになることはあります。ここで、ケアマネジャーは悲観する必要はありません。十分なアセスメントが出来ていなかっただけの話です。反省して他の事業者を紹介すれば良いだけの話です。
ミスマッチが起きないためには、アセスメントをしっかり行うことに尽きます。ケアマネジャーはそのようなことが起きないために、サービス事業者の特性を理解しておけば、そのようなミスマッチも減ることでしょう。
頻度や期間については、アセスメントの結果として週に1回とか2回とかになるかもしれません。また、介護度によって基準限度額が違いますから、限度額内で頻度とかも変わることでしょう。期間は介護保険証の有効期間を考慮することになっています。また長期目標の期間とも連動している必要もあります。
こうして、第2表が完成したと思います。
全体を見渡して、あまり文字数が多くなっていないか?専門用語を使っていないか?読みやすい、理解しやすい文章か?検討しましょう。
サービス内容が、事業者にとって提供可能かも確認しましょう。
こうすれば、最適なケアプラン第2表が完成するはずです。