ケアプラン15
2025-08-13

ケアプランについて、予防のケアプランについても考えてみたいと思います。
予防のケアプランはA3の用紙にアセスメントも含めて記入できるようになっています。どうして介護と予防で用紙の違いがあるのか、解せないこともあるのですが、ここでは議論しません。
予防のケアプランは長所もあるので、その長所を生かすことを考えましょう。まず、1枚の用紙で対象者の様子が判ることは長所でしょう。左から右に思考の順序も良いと思います。
上の欄には目標とする生活が示されています。1日の目標と1年の目標があります。1日の目標は生活のイメージとしてこうなっていたいというものです。1年の目標は生きがいや楽しみをもとにして、こうしていたいというものです。どちらもイメージとして文章化する必要があります。介護のケアプランでは本人や家族の意向にあたります。そしてここでもケアマネジャーが本人・家族と話し合って目標設定することが求められます。
アセスメント領域は、運動・移動について、日常生活(家族生活)について、社会参加、対人関係・コミュニケーションについて、健康管理についての4つに分類されています。それぞれアセスメントに基づいて記入します。
本人・家族の意欲・意向の欄は意欲という積極的な言葉があるので、○○したいという文章になるでしょう。
領域における課題(背景・原因)は現在の状況になった背景や原因をそのまま記入すれば良いと思います。
総合的な課題は4つの領域からの課題を整理して、ケアマネジャーがまとめます。
課題に対する目標と具体策の提案は、○○を○○して○○になる、のような記述になるかもしれません。
具体策についての意向 本人・家族はケアマネジャーが示した具体策に対して本人・家族がどのように認識しているか記入します。
目標は具体策について○○になる、と記入できるでしょう。
目標についての支援のポイントは支援者側の留意点を記入します。支援者が複数であれば何点か記入することになると思います。
本人等のセルフケアや家族の支援、インフォーマルサービス(民間サービス)は本人の行うことや家族の行うこと、民間サービスを利用するのであれば記入します。
介護保険サービス又は地域支援事業(総合事業のサービス)は、具体的なサービス内容を記入します。地域支援事業として訪問型サービスはA,B,Cがありますし、通所型サービスはBがあります。いずれもボランティアが主体で行われています。
サービス種別は配食サービスや見守り支援も含まれるようです。
事業所は、それぞれの団体名を記入し、期間は目標が達成できる期間を記入します。
介護予防のケアプラン作成は包括支援センターでも研修の一環で実施しているでしょう。
介護も予防も基本思想は同じです。本人の自立を支援することです。