カンファレンス1

2025-08-20

ケアプラン原案を作成したら、カンファレンスを開催します。サービス担当者会議と言われていますが、要は対象者にサービスを提供する事業者に集まってもらいケアプラン原案を検討してもらうものです。
事前に各事業者にケアプラン原案を送付しているケアマネジャーもいます。事前に事業者もケアプラン原案を見ていれば、カンファレンスの前に修正ができるメリットがあります。
カンファレンスの場でサービス事業者から指摘されて修正することもなくなります。効率を考えたらその方が良いかもしれません。ただ、ケアマネジャーは忙しいので、事前に送付する時間が取れるかどうか難しいかもしれません。
カンファレンスを開催するための事業者の調整だけでも時間がかかるものです。これも効率的に行うにはインターネットを活用できるかもしれません。ネット上には色々な無料のアプリケーションがあります。各事業所にどの時間ならカンファレンスに参加できるか、ネット上で入力できるものがあります。このアプリケーションを使えば電話やFAX等の問い合わせの時間を節約できるでしょう。ただし、各事業者が受け入れてくれるかどうかの問題はあります。
カンファレンスは実際に利用者宅で行うことがほとんどでしょうが、場合によってはサービス事業者で行うことも可能です。また、大人数が集まる必要があれば、どこかの会議室を使うこともあるでしょう。場合によってはインターネット上でのカンファレンスも可能です。
それぞれの場面で、参加できる事業者と参加できない事業者もあるでしょうが、基本的には全事業者に参加を呼びかけます。医師の参加を依頼するのは難しいと思いますが、医師からの意見を色々な方法で入手するようにしましょう。特に医療系サービスを利用する場合は、訪問看護とか訪問リハビリテーションは医師の指示書が必要になります。主治医があらかじめ医療系サービスを提案してれば問題はないと思いますが、そうでない場合は必要性を理解してもらうことを伝えることになります。これらの情報は医師の意見書に記載されていると思いますので、そのことで確かめましょう。医療系サービスは医師の指示書がないと利用できませんから、医療系サービスの事業者から医師の意見等を確認してもらうことができるかもしれません。医師と顔見知りであれば、直接連絡を取ることもできるでしょうが、初めての医師と連絡をする場合は、事務員を通して意見を確認してもらうこともできるでしょう。
こうして、参加者が確定したら、カンファレンスを主催することになります。参加者は忙しい時間を割いて集まるわけですから、最初に感謝の言葉を述べておくことも必要です。
時間はあらかじめ終了時間を決めておきましょう。だらだら話し合えば良いとは限りません。参加者は忙しいので効率的にまとめるようにします。あらかじめ段取りをしておけば時間超過になることもないでしょう。