モニタリング15

2025-09-24

以前のブログでも書きましたが、詐欺の電話が多いので、高齢者は留守番電話を活用していることが多いと思います。最近は高齢者世帯や高齢者単独世帯の方もいるので、連絡が中々つかない場合もあります。前月に次月の訪問日を決められる家庭なら問題はないのですが、認知機能が低下している対象者であれば、覚えていないこともあります。カレンダーに訪問日を記入していても、その字が何を意味するのか覚えていないこともありますし、そもそも今日が何日か分からない対象者もいます。電話の音が聞き取れない高齢者もいます。FAXを活用できれば良いかもしれませんが、FAXに気付かなければ送信しても意味はありません。
ケアマネジャーはほとんどが電話連絡で済ますことが多いと思います。最近はスマホを所持している高齢者もいます。使い方が分からないのでケアマネジャーに操作を依頼する場合もあるでしょう。ここらへんもケアマネジャーのシャドーワークになっていると思います。スマホは販売店で操作を教えてもらうのが一番ですが、そもそも販売店まで行けない高齢者もいます。その場合は近くに住む親族等に依頼するのがよいでしょう。若い人は生まれてからスマホに親しんでいますから、簡単な操作は若い人にお願いしましょう。時々、ボランティアでスマホの使い方の講習があったりします。そのような情報を伝えることができるかもしれません。最近は減りましたが便利屋さんが対応してくれるかもしれません。ただし有償になります。できれば無料でスマホ操作を教えてくれる機関がないか地域の情報を知っておくと良いでしょう。
高齢者でもメールを送信できる人もいると思います。携帯電話でも電話番号でメールの送受信ができます。契約内容によりますが、ほとんどの携帯会社はメール機能をつけて販売しているでしょう。Eメールでもショートメールでも気をつけなければならないのは、個人情報の流出です。携帯電話番号も個人名と繋がれば個人情報になります。メールは葉書と同じで内容が第三者に見られる可能性があります。特にLINEはお友達登録を適切にしておかないと個人情報がだだもれです。自分だけでなく登録している情報がすべて第三者に漏れてしまうので、全ての登録者に迷惑が及びます。悪意をもった犯罪者はそのような個人情報をいつも狙っています。対象者を守るためにも、スマホのセキュリティーについては十分注意しておきたいものです。
インターネットは便利な道具ですが、一歩間違うと個人情報が抜き取られます。嫌な世界ですが、実際に犯罪に使われてしまうので、正しく個人情報管理をしないといけないのです。介護保険証やマイナンバーカードをスマホの写真機能で保存していませんか?その情報がどこかに流出してしまったり、誤送信してしまう可能性はゼロではありません。
対象者との連絡は密にしてきたいものですが、直接連絡が取れない場合もあります。電話を設置していない人もいます。その場合はサービス提供者と連絡を密にして、状況に変化がないか確認しましょう。最終的には月に一度は本人と会う工夫をしましょう。