主な活動場所
神奈川県藤沢市近辺の施設

藤沢青少年会館 村岡市民の家 等

 起勢 ジンガンタオチュイ 全てのレベルにおける体術のベース

2022-02-12
陳氏太極拳の技術っぽいお話から。

さてさてさて。

陳長興によって太極十三勢は太極拳老架一套とパオチュイの二編に纏められるのですが、ここで、

 起勢 金剛搗碓
https://youtu.be/ZGp-XLo7xBc

がいずれの動作でもスタートはここからになります。

この映像の様に動くのが第一段階になります。


私の修行時代はこれから始まって、こればっかやってました。

認識として、

「最も要素が多く、体術の基本であり、この練度によってその後の進捗が決定される」

例えば、ある程度練習が進み、何か迷いがあると、


起勢 金剛搗碓 

これだけを2~3時間動いて、新しい動きとの同じ体術変化を確認したり。



この写真一番左、師弟の張君は毎日12時間これだけを1年半やらされて、武術館を一度脱走しました。

あ、私の師父は厳しかったので師兄弟は全員脱走経験があります。私は1回だけ!

金剛搗碓の意味は 金剛の脱穀機。


梃子で出来ている脱穀機の中にもみ殻付きのお米を運んで、足で踏んで踏んで、の動作。

おもしろいでしょ。

そんな感じのイメージで名前を付けて行くのです。


次回はちょっとお話を休憩して、養芯会の鍛錬の考え方について。
つらつらっと書いてみます。


王雁武術館の14歳と17歳の二人。ランニングで1時間かけてやってきて、この写真の後、1時間?2時間? ずっと金剛搗碓。

地味でしょ。でも、これが伝統武術の、古式武術太極拳、陳家溝伝統派の鍛え方。

流石に養芯会ではここまで厳しくは無ーい!!